ミケポの定義
ミケポは「三桁（ミケタ）」＋「ぽ（ぽっちゃり）」を組み合わせた略語で、体重が100kg以上のぽっちゃり体型の人を指します。
これは医療用語や公式な分類ではなく、あくまでネットスラングとして生まれた呼称です。SNSやオンラインコミュニティで広まったのち、現在では一部の雑誌や商用コンテンツでも用例が確認されています。
より詳しい意味や出会い方については、マッチLiFeによる「みけぽ」の解説記事も参考になります。
表記のバリエーション
ミケポにはいくつかの表記揺れがあります。
- ミケぽ
- ミケぽちゃ
- ミケポチャ
- ミケタ
いずれも「三桁体重のぽっちゃり」を意味し、男女問わず使用されます。
SNSやコミュニティでの使われ方
SNS上では、プロフィール紹介やハッシュタグ（#ミケポ）として利用されることがあります。
これは同じ体型の人たちがコミュニティを作りやすくする目印として機能しており、オンライン上での自己表現や交流の一部となっています。
実際に「ミケポ女子」と呼ばれる人々の魅力や出会い方については、
Liamincの記事で詳しく紹介されています。
メディアでの登場
プラスサイズ向けファッション誌『la farfa（ラ・ファーファ）』では、「ミケぽ＝体重が三ケタのぽっちゃりさん」と定義した座談会や読者募集を行っています。
このように雑誌側が言葉を前提に企画を行うことで、ネット用語であった「ミケポ」が紙媒体でも紹介されるようになりました。
商用コンテンツでの事例
LINEスタンプには「ミケぽちゃ専用」という商品が存在し、説明文に「体重三桁ある方専用」と記載されています。
このように「ミケポ」という呼称は、デジタルコンテンツやグッズのターゲット表現にも使われています。
歴史的な用例の痕跡
2017年：「ミケポチャ」という呼び方が質問サイトに投稿されており、三桁体重を示す俗称としてすでに知られていました。
2020年：ネット用語解説ブログが「みけぽ＝三桁のぽっちゃり」と定義。
2021年以降：『la farfa』誌面で「ミケぽ」が定期的に登場。
現在：SNS、雑誌、商用コンテンツのいずれでも確認可能。
語感と受け取り方
「ミケポ」は「デブ」などに比べ柔らかいニュアンスで使われることが多いとされています。ただし、言葉の受け止め方には個人差があるため、当事者同士のコミュニティ内では肯定的に使われる一方、文脈によっては不快感を与える場合もあります。
『la farfa』誌面でも「言葉の受け取り方」そのものをテーマにした議論が行われています。
医学的分類との違い
重要なのは、ミケポは医学的な肥満分類ではないという点です。
BMIや健康状態との直接的な関係はなく、あくまで「体重が三桁に達した」という数値上の区切りをユーモラスに表したネットスラングです。したがって、医療や健康指標として使用されるものではありません。
まとめ
ミケポは、体重が100kg以上のぽっちゃり体型を指すネットスラングです。SNSでの自己表現から始まり、雑誌や商用コンテンツにも登場するなど、その用例は広がっています。
医学的な用語ではなく、あくまでネット文化やコミュニティでの呼称であるため、使う場面や文脈に配慮することが求められる言葉です。
